現場の紹介（踏切器具箱取替の様子）

今週に入り前回準備を行った踏切器具箱の取替を行いました。

普段は夜間作業にて取替を行う事が多いのですが、今回は昼間の列車が走っていない時間を利用しての施工になります。また現場の踏切器具箱が道路より少し離れているため、軌陸移動式クレーン（線路と道路を走行することの出来る車両）を使用しての施工になりました。

線路内にクレーン車を搬入しての作業になるので、作業区間に絶対に列車が進入してこないように

「線路閉鎖手続き」を申請し、安全に作業が行えるように手続きを取得してから作業を行います。

今回は踏切器具箱と踏切器具箱の下の基礎までを取替える予定なので、まずは踏切器具箱内のケーブルの切り離しを行っていきます。ケーブルの切り離しが終わったら踏切器具箱を取り外し、基礎の取替を行い、新しい踏切器具箱を取り付け終わった後、ケーブルを新しい踏切器具箱へと繋いでいきます。

ケーブルが繋ぎ終わったら、各設備の動作試験や各回路の正常動作試験を行い、すべての回路と設備が正常に制御されていることが確認できれば試験は終了になります。

最後に現車確認（実際の列車）にて各回路の正常動作確認と警報機・しゃ断機の正常動作が確認できれば作業が終了となります。